年中児の今だからこそ、小学校受験に向けて大切にしたいこと

京都では、今年も小学校受験の時期を迎えています。
年長児の子どもたちを送り出すこの時期にいつも感じることがあります。それは、年長になってから子どもたちは大きく成長するということです。
できなかった問題ができるようになったり、長い話を集中して聞けるようになったり。制作や行動観察でも、自分で考えて行動できるようになります。
入試では、正解する力も大切です。話を聞き、理解し、考え、答えを出す力が必要になります。
では、その力はいつから育てればよいのでしょうか。
私は、年中児の今こそ大切にしたいことがあると思っています。それは、難しい問題をたくさん解くことよりも、学ぶための土台をつくることです。
話を最後まで聞くこと。自分で考えること。自分の手を動かしてやってみること。うまくいかなくても、もう一度取り組むこと。年中児は、「できる・できない」が日によって変わります。昨日できたことが今日できなかったり、苦手だったことが突然できるようになったりします。だからこそ、結果を急ぎすぎないことも大切です。
すぐに答えを教えるのではなく、少し待ってみる。「どうしたらいいと思う?」と一緒に考える。できなかったときには、もう一度やってみる時間をつくる。こうした経験が、年長になったときの「自分で考えて答えを出す力」につながります。
そしてもう一つ大切なのは、学ぶことを嫌いにしないことです。
これから受験準備は少しずつ増え、難しい課題にも取り組むようになります。だからこそ今は、
「わかった」「できた」「もう一回やってみたい」
という気持ちをたくさん経験してほしいと思います。
年中児の今は、年長になってから力を伸ばすための大切な時期です。焦らず、少しずつ。考えること。自分でやってみること。そして、もう一度取り組むこと。
そんな経験を重ねながら、来年の今頃には、自分の力で一つひとつの課題に向き合えるようになってほしいと思っています。